**大手営業代行会社は、数百〜千名規模の専任体制と豊富な実績が強みですが、料金は公式サイトで非公開の会社が多く、固定報酬型を基本とするため、成果が出ない月にも費用が発生します。**一方、クイックセールスやディグロス、アイランド・ブレインのような中小規模・成果報酬型の会社は、アポ・商談1件1万〜3万円台から、初期費用0円で小さく始められます。どちらが優れているかではなく、自社の予算規模・検証フェーズに合っているかどうかで選ぶべき問題です。
比較の評価軸
会社規模で営業代行を比較する際は、次の4軸で見ると実態が整理できます。
- 料金体系——固定報酬型か成果報酬型か、成果ゼロのときに誰が費用を負担するか
- 成果地点——何が発生したら課金されるか(アポ獲得か、商談か、受注か)
- 最低契約期間・初期費用——早期に撤退できるか、先払いの固定損失があるか
- 体制規模・公開実績——従業員数・拠点数・支援社数といった、会社の体力を示す数字
大手だから安心、中小だからリスクが高い、という単純な図式ではありません。むしろ会社規模は「どのような料金体系・契約条件になりやすいか」と強く連動しているため、規模を切り口に比較することで、料金表だけでは見えない構造が分かります。
比較表
| 会社名 | 規模の目安 | 料金体系 | 成果地点 | 単価・初期費用の目安 | 最低契約期間 | 公開実績 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社セレブリックス | 従業員1,264名(2026年4月時点)・7拠点 | 公式サイトに記載なし(要問い合わせ) | 記載なし(要問い合わせ) | 「料金の目安は公開しておりません」(公式サイト原文)、初期費用も記載なし | 記載なし(要問い合わせ) | 支援実績1,400社・12,700サービス |
| 株式会社コンフィデンス | 従業員94名(2024年3月時点)・2拠点 | 固定報酬型が基本(開始当初からの成果報酬は不可) | 記載なし(要問い合わせ) | 記載なし(要問い合わせ) | 記載なし(要問い合わせ) | 累計1,100社超の導入実績 |
| クイックセールス(紅JAPAN) | 完全成果報酬型・少人数体制 | 完全成果報酬型 | 承認アポ獲得時 | アポ1件20,000円〜、初期費用0円・月額固定費0円 | 1ヶ月(自動更新・縛りなし) | 最短3営業日で稼働開始 |
| ディグロス(DGLOSS) | 完全成果報酬型 | 完全成果報酬型 | アポ獲得時 | アポ1件10,000〜35,000円、初期費用・固定費なし | 初回2ヶ月〜、以降1ヶ月単位 | 支援実績2,000社以上、成約率平均30%以上 |
| アイランド・ブレイン | 完全成果報酬型 | 完全成果報酬型 | 商談獲得時 | 商談1件20,000円(税別)、月額固定費なし | 最低商談1件から | 55業種・4,500社超 |
※掲載情報は2026年9月17日時点の各社公式サイトの公開情報に基づく確認結果です。従業員数・実績数値は各社会社概要ページ・トップページの原文を確認しています。料金の目安・契約条件について公式サイトに記載がない項目は「記載なし」としています。
大手営業代行会社の特徴:専任体制と実績、非公開の料金
大手・老舗クラスの営業代行会社の特徴は、専任の営業パーソンを多数抱える体制と、長年の運用で蓄積した実績です。
株式会社セレブリックスは1998年5月設立、従業員1,264名(2026年4月時点、業務委託・派遣・登録スタッフを除く)、東京本社・関西オフィスをはじめ7拠点を構える体制です。公式サイトには「支援実績1,400社・12,700サービス」という実績が明記されています。一方で料金体系については、サービスページのFAQで「恐れ入りますが、料金の目安は公開しておりません」と明記されており、支援内容・期間・稼働人数によって個別見積もりになる方針です。
株式会社コンフィデンスは1998年7月設立、従業員94名(2024年3月時点)、東京本社(港区赤坂)・関西支社(大阪梅田)の2拠点体制です。公式サイトでは「累計1,100社を超える導入実績」を掲げています。料金体系については、よくある質問ページに「通常、固定料金を頂戴してPDCAを回し精度を高めるところから始めさせていただいております」とあり、固定報酬型を基本とする運用方針が明記されています。同ページには「プロジェクト開始当初からの成功報酬での実施についてはお受けできません」とも記載があり、成果報酬での開始は行っていません。
この2社に共通するのは、具体的な月額料金・初期費用・最低契約期間を公式サイト上で公開していない点です。個別のヒアリングを経て見積もりを出す運用が一般的で、これは固定報酬型・総合支援型の会社に広く見られる傾向でもあります。固定報酬型の営業代行比較でも触れているとおり、固定報酬型の月額を公式サイトで明示している会社自体が多くありません。
中小規模・成果報酬型の営業代行会社の特徴:単価公開と小さく始められる設計
一方、中小規模の会社に多い完全成果報酬型は、単価を公式サイトで明示し、初期費用0円・短い契約期間で小さく始められる設計が特徴です。
**ディグロス(DGLOSS)**は、アポ1件10,000〜35,000円の完全成果報酬型で、「初期費用・固定費用無し」を明記しています。契約期間は初回2ヶ月〜、以降1ヶ月単位で更新でき、支援実績2,000社以上・アポからの成約率平均30%以上という実績を公開しています。
アイランド・ブレインは、商談1件20,000円(税別)の完全成果報酬型で、「毎月の固定費は発生しない」ことを明記しています。最低商談1件から利用でき、55業種・4,500社超の支援実績を公開しています。
**クイックセールスは当社(紅JAPAN株式会社)が運営する営業代行サービスです。**承認アポ1件20,000円〜の完全成果報酬型で、初期費用0円・月額固定費0円・契約は1ヶ月ごとの自動更新で縛りがありません。特徴は「承認アポ方式」で、獲得したアポを発注側が事前承認したターゲットとの商談のみが課金対象になり、成果ゼロの月の支払いは0円です。
これら中小規模・成果報酬型の3社に共通するのは、単価・初期費用・契約条件を公式サイトで具体的に明示している点です。個別見積もりを待たずに、費用感を事前に把握したうえで比較検討を進められます。
大手と中小、どちらを選ぶべきか
会社規模による違いは、そのまま向いている企業の条件につながります。
大手・老舗クラスが向いているケース
- 数ヶ月〜数年単位の長期・大量アプローチを前提にできる——専任チームを継続的に確保する費用を払い続けられる予算体力がある
- 業界・商材を問わず幅広い実績から安心材料を得たい——支援社数・商材数の多さを重視する
- 戦略設計から一気通貫で任せたい——ターゲット選定からトーク設計、改善提案までを含めた総合支援を求める
中小規模・成果報酬型が向いているケース
- 初めて営業代行を使う、または商材の反応をまだ検証していない——成果ゼロなら費用0円で、検証段階のリスクを抑えられる
- 予算の上限が決まっており、固定費を払い続けにくい——営業代行の費用相場にあるとおり固定報酬型は月額50万〜70万円程度が目安になり、中小企業には負担が重くなりやすい
- 短期間で契約の見直し・撤退判断をしたい——1ヶ月単位で更新できる契約であれば、合わなかった場合にすぐ止められる
自社の制約から選定基準を整理したい場合は、中小企業向け営業代行のおすすめ、スタートアップ向け営業代行の選び方と比較も参考になります。
契約前に確認すべき注意点
規模の大小に関わらず、契約前には次の点を必ず確認してください。
- 料金が公式サイトに明記されていない場合は、見積もりの前提条件を書面で残す——業務範囲・稼働人数・期間によって金額が変わるため、口頭合意だけで進めない
- 最低契約期間・解約条件を確認する——大手・固定報酬型は3ヶ月以上の縛りが一般的な傾向にあるため、撤退のしやすさも比較軸に入れる。詳しくは契約期間の縛りで比べる営業代行を参照してください
- 「実績社数」の中身を確認する——支援社数の総数だけでなく、自社と近い業界・商材での実績があるかを個別に確認する
- 安さだけで判断しない——単価の安さの裏にある構造は格安の営業代行はなぜ安いのかで解説しています
選定基準全般を網羅的にチェックしたい場合は、営業代行会社の選び方チェックリストもあわせてご覧ください。会社規模を問わず横断的に比較したい場合は、営業代行おすすめ比較【総合版】、完全成果報酬型に絞った比較は完全成果報酬の営業代行おすすめ5社比較にまとめています。
まとめ
- 大手・老舗クラスの営業代行会社(セレブリックス、コンフィデンスなど)は数百〜千名規模の体制と豊富な実績が強みだが、料金は公式サイトで非公開・固定報酬型が中心で、月額は個別見積もりになる
- 中小規模・成果報酬型の会社(クイックセールス、ディグロス、アイランド・ブレインなど)は単価・初期費用・契約条件を公式サイトで明示し、成果ゼロなら費用0円で小さく始められる
- 大手は長期・大量アプローチを前提にできる予算体力がある企業に、中小・成果報酬型は検証段階でリスクを抑えたい企業に向く
- 料金体系だけでなく、成果地点・最低契約期間・初期費用・体制規模の4軸をセットで比較することが重要
よくある質問
大手営業代行会社の料金はいくらくらいですか?
セレブリックス・コンフィデンスともに、公式サイトに具体的な月額料金は明記されておらず、個別見積もりが基本です。一般的な固定報酬型の相場観としては、営業代行の費用相場にあるとおり月額50万〜70万円程度が一つの目安とされていますが、業務範囲・稼働人数・専任体制の厚さによって100万円を超えるケースもあります。正確な金額は各社への問い合わせが必要です。
大手と中小規模の営業代行会社は、何が一番違いますか?
最も大きな違いは料金体系と契約のリスクの所在です。大手・老舗クラスは固定報酬型を基本とすることが多く、成果に関わらず費用が発生します。専任チームの体制・実績は厚い一方、料金は公式サイトで非公開の会社が多く、個別見積もりを待つ必要があります。中小規模・成果報酬型の会社は、単価・初期費用・契約条件を公式サイトで明示し、成果が出た分だけ費用が発生する設計が中心です。予算体力と検証フェーズのどちらを優先するかで、向いている会社が変わります。
初めて営業代行を使う場合、大手と中小どちらから検討すべきですか?
商材の反応がまだ読めない、または費用対効果を1件単位で管理したい検証段階であれば、成果ゼロなら費用0円の中小規模・成果報酬型の会社から始めるのが低リスクです。クイックセールス・ディグロス・アイランド・ブレインはいずれも初期費用0円、短い契約期間で試せます。反応が確認でき、長期・大量のアプローチに移行する段階になったら、専任体制の厚い大手・固定報酬型の会社を検討する、という順序が無理のない進め方です。
掲載している料金・実績・契約条件は2026年9月17日時点の各社公式サイトの公開情報に基づく確認結果です。料金・実績・契約条件は変更される場合があるため、契約前に必ず各社へ直接ご確認ください。
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