成果報酬型のアポ獲得代行は、単価が安いほど得というわけではありません。 1万円台の単価と3万円台の単価では、そもそも「何に対して支払っているか」が異なるためです。ターゲットの役職、アポとして認められる基準、リスト作成やスクリプト設計まで含むかどうかで、同じ「アポ1件」の中身は大きく変わります。この記事では、公開情報ベースで各社の単価帯を比較し、単価差を生む要因と、自社の商材に合った単価帯の選び方を解説します。なお、後述するクイックセールスは当社(紅JAPAN株式会社)が運営するサービスです。
評価軸:単価の額面だけでなく「何を含むか」で比較する
アポ単価を比較する際は、金額の大小だけでなく次の3点をセットで確認してください。
- ターゲットの役職——担当者クラスか、決裁者(役員・経営層)クラスか
- アポの定義——面談の確約で成立するか、決裁者接続や予算確認済みなど条件が付くか
- 単価に何が含まれるか——リスト作成・スクリプト設計・レポーティングが込みか、管理費が別建てか
これらを揃えずに単価の数字だけを比較すると、「単価は安いのに実質コストは高い」「単価は高いが質の高いアポが取れる」という逆転を見落とします。
各社の単価帯・比較表
| 会社名 | アポ単価帯 | 単価の設計 | 初期費用・その他費用 | 契約条件 |
|---|---|---|---|---|
| 株式会社完全成果報酬 | 15,000円〜(1万円台) | 均一単価 | 原則無料※月30万円未満は初期費用10万円+別途10%のプロジェクト管理費 | 要問い合わせ |
| ディグロス(アポプロ) | 10,000〜35,000円(1万円台〜3万円台) | 商材・ターゲット難易度に応じた変動制 | 初期費用0円 | 初回2ヶ月〜、以降1ヶ月単位 |
| アポハンター(アズ株式会社) | 7,000〜20,000円 | アポ率・リード獲得率の実績連動制 | 初期費用30万〜100万円+月額運用費10万円 | 要問い合わせ |
| クイックセールス(紅JAPAN) | 20,000円〜(2万円台) | 均一単価(承認アポ方式) | 初期費用0円・月額固定費0円 | 契約縛りなし(1ヶ月更新) |
| アイランド・ブレイン | 20,000円(税別、2万円台) | 均一単価(商談1件の定義で統一) | 月額固定費0円 | 要問い合わせ |
| セールスドライブ | 40,000円〜(3万円台後半〜4万円台) | 均一単価(リスト・スクリプト無償込み) | 初期費用0円・月額0円 | 要問い合わせ(最低利用1件〜) |
※上記は各社公式サイトで確認できた範囲の情報です。「要問い合わせ」は公式サイト上に条件の明記がなかったことを意味します。
表からわかるのは、同じ成果報酬型でも単価は7,000円台から40,000円台まで、5倍以上の開きがあるということです。しかもディグロスやアポハンターのように、同一の会社内でも単価が固定ではなく、条件によって変動する設計をとる会社も複数あります。
単価差を生む3つの要因
① ターゲットの役職・決裁権限
担当者クラスへのアプローチに比べ、決裁者(役員・経営層クラス)へのアプローチは接続率が下がり、1件の成果を得るための工数が増えます。そのため、決裁者クラスを対象にするほどアポ単価は上がる傾向があります。1万円台の単価は担当者クラスとの接続を主眼にしていることが多く、3万円台の単価は決裁者接続まで求める設計になっているケースが目立ちます。
② アポの定義・承認基準の厳しさ
「担当者との面談が確約できれば1件」という緩い定義であれば単価は下がりやすく、「決裁者接続」「予算感の確認済み」「日程確定済み」など条件が重なるほど単価は上がります。ディグロスの単価が10,000〜35,000円と幅を持つのは、商材やターゲットの難易度に応じてこの基準が変わるためです。アポの定義があいまいなまま契約すると、単価の安さだけで選んでも質の低いアポに課金し続けることになりかねません。課金対象の線引きは承認アポの基準の作り方で詳しく解説しています。
③ 単価に何が含まれるか(実質単価との差)
単価の表面上の数字だけでなく、リスト作成・スクリプト設計・レポーティングが単価に含まれているか、管理費が別建てになっていないかも確認が必要です。たとえば株式会社完全成果報酬は単価15,000円〜と1万円台に見えますが、全サービスに別途10%のプロジェクト管理費が発生するため、実質単価は16,500円〜になります。さらに月間発注額が30万円未満だと初期費用10万円が加わるため、少量発注では実質コストがさらに上がります。単価表示だけで判断せず、管理費・初期費用を含めた実質単価で比較することが重要です。
1万円台が向くケース
- ターゲットが担当者クラス中心で、決裁者接続までは求めない商材
- 単価の安さを優先して、まず量を確保したい検証段階
- 管理費・初期費用の有無を含めて総額を細かく確認できる体制がある
ただし1万円台の単価は、アポの定義が緩い設計になっていることがあるため、契約前に「何をもって1件と数えるか」を必ず確認してください。単価の安さの裏にある構造は格安の営業代行はなぜ安いのかでも解説しています。
3万円台が向くケース
- 決裁者クラスへのアプローチが前提で、担当者接続だけでは商談が進みにくい商材
- 商材単価が高く、1件あたりのアポにかけられるコストの許容度が高い
- リスト作成・スクリプト設計まで含めた質の高いアポを求めている
3万円台の単価は、アポ1件あたりの質を担保する設計への投資と捉えられます。特に決裁者接続を条件にする商材では、1万円台の単価で同水準の質を求めても実現しにくいのが実情です。
単価だけで比較すると見落とすこと
アポ単価は、受注率とLTV(顧客生涯価値)を踏まえて初めて費用対効果が判断できます。単価が安くても受注率が低ければ非効率であり、単価が高くても受注率とLTVが高ければ十分に見合う投資です。具体的な計算方法はアポ単価は高い?営業代行の費用対効果(ROI)の計算方法で解説しています。
また、想定するアポ件数を当てはめた総額で比較しないと、単価の高低だけでは実際の支払額を見誤ります。料金体系別の総額シミュレーションは営業代行の費用比較——料金体系別の総額シミュレーションにまとめていますので、あわせてご確認ください。
2万円台で承認アポ方式を選ぶ場合
クイックセールスは当社(紅JAPAN株式会社)が運営する営業代行サービスです。 承認アポ1件20,000円〜の完全成果報酬型で、初期費用0円・月額固定費0円・契約縛りなし(1ヶ月更新)で運用しています。特徴は「承認アポ方式」で、獲得したアポを発注側が承認・却下でき、却下されたアポは課金対象外です。単価そのものは2万円台ですが、質の低いアポに課金され続けるリスクを抑えられる設計のため、1万円台の均一単価と3万円台の質重視の単価の中間に位置づけられる料金体系です。最短3営業日で稼働を開始できます。
まとめ
成果報酬型のアポ獲得代行の単価は、7,000円台から40,000円台まで幅があります。単価差を生むのは主に、①ターゲットの役職・決裁権限、②アポの定義・承認基準の厳しさ、③単価に含まれる業務範囲・管理費の有無、の3点です。単価の額面だけで安さを判断せず、自社の商材が求める役職・アポの質・実質コストを踏まえたうえで単価帯を選んでください。
よくある質問
アポ単価は安いほうが得ですか?
一概には言えません。アポ単価の高低は、そのアポからどれだけ受注し、受注した顧客からどれだけの売上が長期的に得られるか(LTV)を踏まえて初めて評価できます。単価が安くても受注率が低ければ非効率であり、単価が高くても受注率とLTVが高ければ十分に見合う投資です。詳しい計算方法はアポ単価とROIの計算方法をご覧ください。
同じ会社の中でも単価に幅があるのはなぜですか?
ディグロス(アポプロ)やアポハンターのように、商材の難易度・ターゲットの役職・アポの定義(アポ率やリード獲得率の実績)に応じて単価を変動させている会社があるためです。均一単価の会社と違い、契約前に「自社の商材・ターゲットではどの単価帯になるか」を見積もりで確認する必要があります。
単価以外に契約前に確認すべきことは何ですか?
3点あります。①アポの定義(担当者面談で成立するか、決裁者接続まで求めるか)、②単価に含まれる業務範囲(リスト作成・スクリプト設計・レポーティングが込みか)、③管理費・初期費用の有無(表面単価が安くても実質単価が上がっていないか)です。特に③は、株式会社完全成果報酬のように別途10%の管理費が発生する会社もあるため、見積もり時に必ず確認してください。
掲載している料金・条件のうち、社名を挙げているものは2026年8月13日時点の各社公式サイトの公開情報に基づきます。単価は商材・ターゲット・業務範囲によって変動するため、契約前に必ず各社へ直接ご確認ください。
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