紅 紅JAPAN株式会社

Column

自治体・官公庁開拓に強い営業代行の比較——入札・随意契約前の関係構築を外注する

自治体・官公庁向けの営業代行は、入札や公募が始まる前の段階で、担当課との接点づくり・ニーズ収集・関係構築を外部に任せるサービスです。 料金は成果報酬型でアポイント1件あたり15,000〜50,000円程度、または「リスト数の10%のアポ獲得を保証」する成果コミット型、固定報酬型(月額は個別見積もり)など、会社によって設計が大きく異なります。自治体は年度予算と公募・入札のスケジュールで動くため、情報収集のタイミングを逃すと仕様書が固まった後に声をかけても手遅れになりやすく、「いつ・どの部署に」アプローチするかの設計力が民間営業以上に問われます。

この記事では、公式サイトで自治体・官公庁向けの営業代行・テレアポ代行を掲げる会社を公開情報ベースで比較します。なお、後述するクイックセールスは当社(紅JAPAN株式会社)が運営するサービスです。

比較の評価軸

  1. 料金体系——完全成果報酬型か成果コミット型か固定報酬型か、単価・金額はいくらか
  2. 成果地点——何を達成した時点で費用が発生するか(アポイント獲得か、商談実施か、稼働時間か)
  3. 最低契約期間・初期費用——短期で試せるか、初期費用がかかるか

自治体・官公庁向け営業代行の比較表

会社名自治体向け実績・特徴料金体系成果地点最低契約期間初期費用
クイックセールス(紅JAPAN)人材業界・建設業界向けの支援事例を公開。自治体・官公庁向けの支援事例は公式サイト上で確認できず完全成果報酬型・承認アポ1件20,000円〜承認アポイント獲得(却下アポは課金対象外)なし(1ヶ月更新)0円
タノメイト(株式会社Brainew)全国1,724自治体対応のリストを保有。自治体へのアポイント獲得が累計12,351件、導入実績1,000社突破完全成果報酬型・単価15,000〜50,000円(税別)/件アポイント獲得最短1ヶ月から0円
株式会社スリーピース自治体開拓特化の実績として1ヶ月で最高65件の商談獲得。教育業界向け商材で900商談創出の事例も公開成果コミット型(リスト数の10%相当のアポ獲得を保証)、具体的な金額は公式サイトに明記なしアポイントメント獲得(リストの10%を保証)公式サイトに明記なし公式サイトに明記なし
株式会社スリーグッドサービスメニューに「自治体(BtoG)営業代行」を明記。自治体向けの具体的な事例・実績は公式サイト上で確認できず固定報酬型(工数に応じた個別見積もり)または成果報酬型(商談実施件数に応じた成果報酬)固定報酬型は稼働時間、成果報酬型は商談実施件数固定報酬型は2ヶ月〜、成果報酬型は1ヶ月ごとの更新固定報酬型は0円、成果報酬型は戦略策定・リスト作成等の初期費用あり

※掲載情報は2026年10月28日時点で各社公式サイトに公開されていた内容を確認したものです。料金は案件条件により変動するため、実際の金額は各社へ直接ご確認ください。

各社の詳細

クイックセールス(紅JAPAN株式会社)

クイックセールスは当社(紅JAPAN株式会社)が運営するサービスです。支援実績ページでは人材業界・建設業界向けの事例を公開していますが、自治体・官公庁向けの支援事例は公式サイト上で確認できませんでした。業種を問わない完全成果報酬型のテレアポ・フォーム営業代行で、承認アポ1件20,000円〜、初期費用0円・月額固定費0円・契約縛りなし(1ヶ月更新)です。発注側が獲得アポを承認・却下でき、却下されたアポは課金対象外で、最短3営業日で稼働できます。自治体・官公庁向けの実績を重視する場合は、下記の他社と比較したうえで判断してください。

タノメイト(株式会社Brainew)

タノメイトは、株式会社Brainew(2013年11月7日設立、本社・東京都中央区京橋)が運営する「自治体専門の完全成果報酬型テレアポ代行」です。公式サイトでは全国1,724自治体に対応するリストを保有すると明記し、自治体へのアポイント獲得が累計12,351件、導入実績1,000社突破という実績を公開しています。料金は「利用料金=アポイント獲得単価×アポイント獲得件数」で、単価は15,000〜50,000円(税別)/件、難易度に応じて変動し、ボリュームディスカウントも可能としています。初期費用・固定費は0円で、最短1ヶ月からスタート可能、契約から最短5日で営業開始できる点も明記されています。業務範囲はリスト作成・スクリプト設計・テレアポ実施・効果検証までを一気通貫で担います。

株式会社スリーピース

株式会社スリーピース(2011年9月1日設立、本社・東京都渋谷区)は、「訴求内容の立案からアポイントメントの獲得まで、地方自治体向けのサービスの確立を支援」するとしています。特徴は「リスト数の10%に相当するアポイントメントの獲得を保証」する成果コミット型のサービスである点で、「弊社が作成、または選定した自治体のアタックリストに対して、その総数の10%に相当する件数の商談アポイントメント獲得を保証する成果コミット型のサービスです」とFAQで説明しています。事例としては、教育業界向け商材を全国の自治体に展開する支援で900商談を創出した例、勤怠管理システムを地方自治体・医療・介護機関向けに展開しアポイント率15〜20%を達成した例、自治体開拓に特化した営業代行で1ヶ月に最高65件の商談を獲得した例を公開しています。一方で、具体的な料金・初期費用・最低契約期間は公式サイト上に記載がなく、問い合わせ時の確認が必要です。

株式会社スリーグッド

株式会社スリーグッド(2014年1月設立、本社・京都府京都市)は、サービスメニューの一つに「自治体(BtoG)営業代行」を掲げ、「担当課へ。予算サイクルに合わせ、情報収集の時期に当てます」と、自治体の年度予算サイクルに合わせたアプローチを打ち出しています。料金体系は2種類あり、固定報酬型は「月額固定」で「ご依頼の工数(稼働時間と人数)に応じて、初回のご相談でお見積り」する方式(初期費用・リスト作成費はかからず、最低2ヶ月から)、成果報酬型は「初期費用+実施された商談の件数に応じた成果報酬」で、初期費用には戦略の策定・リスト作成・トーク作成・レポートの設計が含まれ、1ヶ月ごとの更新です。成果報酬型では「キャンセルや不参加は数えません」と明記されており、商談が実施されなかった分は費用が発生しない設計です。契約日から標準14日で稼働を始めるとしていますが、自治体向けの具体的な事例・実績の記載は公式サイト上で確認できませんでした。

なぜ自治体営業は「入札前」の動き方が重要なのか

自治体・官公庁の発注は、年度予算の編成・公募(入札)・契約というサイクルで進みます。多くの案件は、公示が出た時点で仕様書の方向性や予算規模がすでに固まっており、公示後に初めて声をかけても「入札でお願いします」という回答で終わってしまいがちです。そのため自治体営業代行の価値は、担当課が予算要求やニーズ整理を進めている公示前の時期に接点を持ち、課題感を聞きながら情報提供を重ねる「関係構築」にあります。随意契約を狙う場合も、競争を許さない特別な事情を担当課・上位決裁者に説明できる客観的な根拠が必要になるため、早期の関係構築はどちらの契約形態にも効いてきます。

比較表の3社はいずれも、こうした自治体特有の動き方を前提にサービスを設計しています。タノメイトとスリーピースは「アポイント獲得」という明確な成果地点を置き、短期間で接点数を増やす設計です。スリーグッドは固定報酬型・成果報酬型を選べる構成で、予算サイクルに合わせた継続的な情報収集を重視しています。どの会社も「担当部署の特定」「アタックリストの精度」を重視している点は共通しており、民間向けの営業代行をそのまま自治体に転用した会社とは異なる設計である点は、比較時に確認しておきたいポイントです。

選び方:保証型か単価型か、自社のリスク許容度で選ぶ

自治体営業代行を選ぶ際は、料金の絶対額より先に「成果地点をどこに置くか」で比較対象を絞ることをおすすめします。アポイント獲得1件ごとに費用が発生する単価型(タノメイト、クイックセールス)は、獲得件数が増えるほど総額も増えるため予算管理がしやすい一方、件数の見通しが立てにくい初回利用では総額が読みにくい面があります。リスト数に対する獲得率を保証する成果コミット型(スリーピース)は、最低限の成果が約束される分、リストの精度・規模が結果を左右します。固定報酬型(スリーグッド)は、成果が出なくても費用が発生しますが、稼働量を予測しやすく中長期の関係構築を前提にした予算設計ができます。契約期間の縛りで比較したい場合は契約期間の縛りで比べる営業代行も参考にしてください。評価軸の立て方全般は営業代行会社の選び方チェックリストにまとめています。

まとめ

  • 自治体・官公庁向け営業代行は、入札・公募の前段階で担当課との関係構築・ニーズ収集を担うサービスで、年度予算サイクルに合わせた早期アプローチが重要
  • タノメイトは完全成果報酬型でアポ単価15,000〜50,000円、自治体へのアポイント獲得累計12,351件を公開
  • スリーピースはリスト数の10%相当のアポ獲得を保証する成果コミット型だが、具体的な料金は公式サイトに明記なし
  • スリーグッドは固定報酬型・成果報酬型を選べ、予算サイクルに合わせた情報収集を打ち出しているが、自治体向けの具体的な事例は確認できなかった
  • 成果地点(アポイント獲得か、保証件数か、稼働時間か)をまず決めて比較対象を絞ると選びやすい

よくある質問

自治体向け営業代行の料金はどれくらいですか?

会社によって料金設計が異なります。タノメイトは完全成果報酬型でアポイント1件あたり15,000〜50,000円(税別)、スリーグッドは固定報酬型(工数に応じた個別見積もり)または成果報酬型(初期費用+商談件数に応じた成果報酬)です。スリーピースは成果コミット型(リスト数の10%のアポ獲得を保証)としていますが、具体的な金額は公式サイトに明記されていないため、問い合わせ時に確認が必要です。

入札が始まる前に営業代行を使う意味はありますか?

あります。自治体の発注は年度予算と公募・入札のサイクルで進み、公示時点では仕様書の方向性や予算規模がすでに固まっているケースが多いため、公示後に声をかけても手遅れになりやすいです。公示前の時期に担当課と接点を持ち、ニーズ収集や情報提供を重ねておくことが、入札・随意契約のどちらを目指す場合にも有効です。

民間企業向けの営業代行と自治体向け営業代行は何が違いますか?

自治体向けは、決裁者が個人ではなく「担当課」という組織であること、年度予算サイクルに合わせたタイミング調整が必要なこと、公平性・透明性への配慮が求められることが主な違いです。比較した3社は、自治体専用のアタックリストや、予算サイクルを意識したアプローチ設計を公式サイト上で明記しており、民間向け営業代行をそのまま転用したサービスとは設計が異なります。

掲載している実績・料金・契約条件は2026年10月28日時点の各社公式サイトの公開情報に基づく確認結果です。料金・実績・契約条件は変更される場合があるため、契約前に必ず各社へ直接ご確認ください。

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